兵庫県立西脇高等学校に通うミコ(大島みち子)は、顔に軟骨肉腫ができる難病に冒されていた。
阪大病院に入院した際、同じ病棟で
長野県出身の浪人生マコ(河野実)と出会い、互いに18歳の
タイガース・ファン同士で意気投合し、文通を始める。その後ミコが
同志社大学、マコが東京の
中央大学へ進学してからも文通は途切れず、ミコの病気が再発して再入院した後も、マコは夏休みに
大阪駅ホームのビール売りのアルバイトを続けてミコを励ます。夏休みが終わって、東京に戻ったマコとの文通が闘病生活の大きな支えになっていく。マコはその後もアルバイトをして長距離電話で励ましたり、旅費を工面して阪大病院を訪れるなどし、2人の愛は深まるばかり。しかしミコは手術で顔の半分を失い、さらに病気は悪化していく。そして、マコの22歳の誕生日の前日に、自らのメモリアルデーを刻んで、この世を去って逝く。
・ 河野実著 『佐智子の播州平野』 フーコー、1997年(ISBN 4-795-23641-0) 当該書籍は『「愛と死をみつめて」その後』と改題され、2006年3月「展望社」より発刊。