17世紀初めのランブイエ侯夫人(1588-1665年)のサロンがはしりといわれる。ローマ駐在の外交官の娘として生まれ、イタリアの洗練された宮廷に親しんだ後、フランスに帰国した夫人にとって、
アンリ4世の宮廷は非常に粗野なものと感じられた。そこで自宅に教養ある人々を招き、私的な集まりを開いた。そこでは、文学者が自作を朗読したり、文学論、演劇論が交わされるなどした。これを真似たサロンも開かれるようになり、
モリエールの喜劇「滑稽な才女たち」Les Pr?cieuses ridicules ではサロンでの気取った会話が痛烈に皮肉られた。