アグン山は「火の神が住む山」を意味しており、島の守護神がいる場所として古くから信仰の対象とされてきた。
バリ・ヒンドゥーの人びとは、「山側」を聖なる方位とみなす宗教観を抱いており、この山に向かう方角が常に聖なる方位となっている。山麓にはバリ・ヒンドゥーの聖地である
ブサキ寺院が建てられている。
アグン山への登山道は、山の南東、南と西側にある。特に、ブサキ寺院を基点とする西登山道が一般的で、そこからの山の眺めが最高だとされる。寺院から水をくみ出すことは禁じられているため、登山者は各自で水を用意しなければならない。また、山道は火山灰と岩で覆われているため、登山用の丈夫な靴を履く必要がある。